音叉の出来るまで

 

音叉は特定の周波数をきちんと出せることが第一条件です。

しかし、製法や素材によってその振動の伸びと持続時間がまったく違います。

海外の安いものは粗雑なものが多く、工場で大量生産されたり、鋳型に流し込んだり。残念ながら周波数が正確でない場合もあります。

 

 

 

1本1本熟練職人により手間と時間と愛情をかけて、細部まで調整された音叉を、日本で作成しているのをご存知でしょうか?1937年より半世紀以上にわたって精度(±0.05Hz)の高い音叉を造り続けているメーカーがあります。 ここまでの技術は世界最高水準でしょう。

 

この日本で一番古くから音叉を製造をされている株式会社ニチオンさん(日本音叉研究所)のご協力を得て、音叉ができるまでをご紹介します。

 

1、焼入れ

音叉作成1onsa_fac_01

焼き入れは音にボリュームを与える大切な工程です。加減ひとつで音の鳴りが大きく変わります。

2、研磨

音叉さくせい2onsa_fac_02

グラインダー研磨により、左右のバランスを整え、振動の持続を高めます。

 

 

3、微調整

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微妙な誤差はヤスリで削り修正します。摩擦熱が冷めてから再び修正します。

4、目視で確認

音叉作成4onsa_fac_04

低周波数はクロスさせてリサージュ図型を目視し、聴音します。

5、最終仕上げ

音叉作成5onsa_fac_05

出荷前の最終音合わせ。原器と製品の2つの音叉を同時に鳴らし、うなりがないことを確認します。

 

これだけの過程を経て、やっと出荷です。

日本の職人の匠の技を後世にも伝えたいですね。